俺様天使と小悪魔ちゃん



「だいたいお前、
 なんでいきなり
 飛び出したりなんかしたんだ?」

「うっ、だ、だって、
 イサヤ少尉…うわぁ〜ん!
 睨まなくてもいいでしょ!!」

名前で呼ばねーから、ちょっと睨んだだけなのに、また涙目。おもしれぇやつ。


「イ、イサヤってば、
 私には意地悪なのに、
 ゲートのとこにいた
 護衛の天使さんには
 すごく優しい感じなんだもん!」

はぁ?なんだそれ。
それじゃまるでヤキモチじゃねーか。
しかもこいつ、無自覚で言ってるよな、これ。


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