俺様天使と小悪魔ちゃん
初仕事



本気で手を合わせて祈っていると、降下速度が緩くなったみたい。

もしかして祈りが通じた!?


「そういえば、お前に
 今日の”対象者”のこと
 話してなかったな」


突然、イサヤが真剣な声音で言ってきた…。


「なんだ、神様に
 祈りが通じたんじゃなかったんだ」

「はぁ?」

「なんでもないですっ!
 仕事のことになると真剣なんだな、
 と思って」

「当たり前だろ、ばーか」

「もう!
 そんなにバカバカって
 言わなくてもいいでしょ!」

「うっせぇ、ばーか」




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