俺様天使と小悪魔ちゃん



あとは魂が肉体を離れて最後の願いを願う時、それが愛や喜び、希望の光で満ちていることを祈るだけ。

なぜなら、その魂は天使が天国へ誘うことになるから。逆に、憎しみや恨みといった闇に満ちている願いなら、その魂は悪魔が地獄へ連れて行くことになる。

悪魔の私が言うのもなんですが、地獄はお勧めできません。


そんなことを考えながら、女の子の顔を見つめていたら…あれ?もしかして目が合った?


「えぇ〜!
 そんなわけないよね?」

「なにを1人でしゃべってんだ?」

「え、いや、でも」


私がアワアワしながら女の子を指差すとイサヤも女の子を見た。



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