チェンジ type R
 いったん携帯から目を離し、一緒に携帯を覗き込んでいた隼人くんと顔を見合わせる。
 顎に手を当てて、首を捻り疑問の表情を浮かべる隼人くん。
 やはり……隼人くんもこの状況に疑念を感じているようだ。

(お前の魂はここにあって、俺の身体を使ってて――)

 うんうん、そうだよね。

(――俺の意識はここにあって……だよな)

 隼人くんも私と同じ結論に達したようだ。
 やはり……私たち以外の第三者がこのおかしな状況に巻き込まれている!?
 そして、その人物が私の身体を使って私の携帯からメールを返信してきた。

――やっぱり、だよね?

 少しだけ同意を求めてみる。
 私たちの他に、この状況に巻き込まれた第三者が居るのだろうか?

(まだ、別に『入れ替わってる』人間が居るってことか)
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