チェンジ type R
――あった!
机の上、学生カバンが置いてある。
黒い、手で持つタイプのよく見かけるようなタイプのカバンだ。
あの中にならば……生徒手帳なりが入っているはずだ。
その生徒手帳に住所なりが書いてあれば良いんだけど……。
まずはこの場所がどこなのか知らないと――自分を探しに行くことすらままならない。
机の上にあった学生カバンの中には――財布と生徒手帳が入っていた。
そこから分かったこと。
まず、この身体の持ち主のフルネーム。
『大杉 隼人』くん。私と同じ歳、高校二年生だ。
通っているのは緑ヶ丘高校……私が通う高校よりもランクが二つくらい上の高校だ。
いや、二つどころでは済まないかもしれない。
緑ヶ丘高校って、県立高校なのに進学率が県内でトップを誇るような高校だ。
あまりにレベルが高くて、私が高校受験するときには試験を受ける候補にすら入らなかった。
――顔が良いくせに……頭も良いとか反則でしょ。
机の上、学生カバンが置いてある。
黒い、手で持つタイプのよく見かけるようなタイプのカバンだ。
あの中にならば……生徒手帳なりが入っているはずだ。
その生徒手帳に住所なりが書いてあれば良いんだけど……。
まずはこの場所がどこなのか知らないと――自分を探しに行くことすらままならない。
机の上にあった学生カバンの中には――財布と生徒手帳が入っていた。
そこから分かったこと。
まず、この身体の持ち主のフルネーム。
『大杉 隼人』くん。私と同じ歳、高校二年生だ。
通っているのは緑ヶ丘高校……私が通う高校よりもランクが二つくらい上の高校だ。
いや、二つどころでは済まないかもしれない。
緑ヶ丘高校って、県立高校なのに進学率が県内でトップを誇るような高校だ。
あまりにレベルが高くて、私が高校受験するときには試験を受ける候補にすら入らなかった。
――顔が良いくせに……頭も良いとか反則でしょ。