中谷君、それはギャグですか?



「え、違う!?」


思わず驚いてしまい、聞き返してしまった。


すると中谷君は少し私から目を離して、頭をポリポリとかきながら話を続けてくれた。



「違くはないんですけど、緊張してしまって」


「緊張?……いっつもいっつも筋トレを会社でしてる筋トレ命のような君が?」



「人のことなんだと思ってるんですか、藤川さん………」



呆れたようなため息をもらされた。



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