中谷君、それはギャグですか?
中谷君
君は俺のことを好きだと言ってくれた。
正直、最初はギャグですか?って思ってた。
今は話せるようにはなったが、その当時は君のことを快く思っていなかったし、筋トレをするむさ苦しい人としか認識がなかった。
ところが。
君が俺の昔の思い出の人の子どもと判明。
そこからかな、完全に見る目が変わったのは。
ごめん、としか言いようがない。
君たちには、謝罪しか浮かばない。
君は、俺を憎たらしく思ったろう、それでも俺とこうして話す君がすごいとも思う。
おこがましいことに最近では、許してほしい、とも思うんだ。
今まではそんなこと、思ってもなかった。
なぜか、君にはそうなってしまって……なんでだろうな、とっても不思議だ。
……簡潔に言おう。
俺は、君のことがーーー気付いたのはさっきだが。
これは、直接言った方がいいな。
また、後で言うことにするよ。
今まで、待たせてごめん。
藤川