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もうお店がありすぎて
歩き疲れたのもあって
多田が選んでくれた居酒屋に行くことにした


「どーぞ! 」

っと私が居酒屋の扉を開けて
多田をもう片方の手で招いた


「ん、ありがとな 」


お店に入るとすぐに定員さんに
席へ通され
待つ事もなくすぐに席につけた


「ねぇ、多田なに頼む〜? 」

「なんやろなぁ〜なにがええやろ……とりあえず、サラダとか……? 」

「え! サラダ!? 意外…… 」


まさか男の子が居酒屋に来て
一発目にサラダなんて言い出すなんて
思いもよらなくて吹き出した私
そんな私を見て多田は



「俺、生野菜好きやねん! 美味しくない? 居酒屋とか食べ物屋さん来たら結構な率でサラダ頼むで 」



なんて笑いながら言ってた


それから適当に串盛りとか唐揚げとかだし巻きなどを注文した


「まぁ、とりあえず乾杯しますか! 」


そう言いながら
多田のグラスに自分のグラスを近づけた


「おう! おつかれさん! 」


そう言って多田もグラスを持って
私と乾杯してくれた


それから2人で携帯のゲームをしたりして、料理が来るまで時間を潰した






















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