Favorite voice


-楓side-


俺は風呂に入るなり
疲れた体を癒した

疲れた……

でも女神はよく喋るし
退屈ではなかった

むしろ楽しいと思えた


久々にこんな歩いたし
疲れはわりとピークに達していた


俺は酒弱いし
わりとビールも回ってる


もう寝よう…
明日女神は帰るんか


何故か少し寂しいと思ってた


1人でいると色々考えるし
もう上がろう


かけて置いたタオルで身体を拭き
バスローブに着替えた





ーガチャッ


お風呂を出ると
ビールを呑んでる女神と目が合った


うわ…酒くせぇ


こいつどんだけ呑んだんだよ…

女神は酒を飲みすぎたからか
目がトロっとしていた



「おい、もうやめとけ 」


そう声をかけたが
適当に返事をされた


ーチッ

こいつ酒癖悪いんだった…


前に酔っ払って電話がかかって来た事を思い出した


面倒だから
ほっとく事にして


俺はベッドに潜った













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