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-楓side-


後ろから女神が近づいてきたなぁ
と思っていたら

いきなり背中に顔を埋めてきやがった


なんやねんコイツ……
酔っ払ったんかいな……


話しかけても
埋めたまま返事されるから
少しくすぐったい


俺はコイツにも壁を作って
ある程度の距離を保ってるつもりだから


困る


これ以上俺の中に入ってくんなや…
壁を壊されるのが怖くて


身体を起こして
女神を突き放した


俺が辛くなる……
やめてくれ……


突き放した女神を見ると
覚醒したかのように
俺を求め始めた


やめろ……


抵抗をしたが
女とは思えない力で
手首を抑えられた


バスローブも綺麗に剥がされ
唇を奪われた













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