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-楓side-
女神という女に俺は
今までずっと壊れることのなかった
人への壁をいとも簡単に壊された
俺はさみしかった
ずっと孤独だった
俺をこんなに求めてくれる人が居る
どんなに拒んでも
求められる
俺は必要とされている
そう思ったら
抵抗しようと思う気持ちが
いつのまにか消えて
女神を受け入れてしまった
それを察したかのように
女神は口元を少し上げて
ニヤっと笑った
さすがの俺もやられっぱなしじゃ
腹が立つ
女神を下にひっくり返して
欲望のままに腰を動かした
女神は甘い声を漏らしながら
涙目になって眉を寄せていた
女神が達しそうなると
かなり締め付けられて苦しい…
そして俺も達しそうになる……
「イき…そ…う……」
そう言って女神の中で
俺は果てた
そのまま意識を手放した