誕生日は2月14日
まだ9時前だけど、今日は朝からいろいろありすぎて、頭がついて行けません。

「そろそろ練習はじめるぞ。アップしたら3チームに分かれて試合。3年生も、もちろん入ってもらいます」

ボー然としてる私の横で修ちゃんが指示を出す。
その指示に従い、みんなは部室を出ていく。
最後に残ったの修ちゃん。
「亜弥は落ち着いてからでいいから」
そう言ってくれる。
そして、自分のバックから小さな包みを出して、私に差し出す。

「…なに?」
私は小声で呟いた。

その問いに、修ちゃんは答えてくれる。

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