誕生日は2月14日
「これは、俺からの誕生日プレゼント。おめでとう」
そう言って、頭をなでてくれた。
「ありがとう」
素直に受け取った。

「それからな…」
声を低くして、修ちゃんが続けた。

真剣な声に、顔を上げて修ちゃんを見ると、しっかり私の目を見て、言葉をつなげた。

「俺、亜弥のことが好きだ。
俺と付き合うこと、ちゃんと考えて欲しい」って。

それから数分、私の思考は停止していた。

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