誕生日は2月14日
「大丈夫?
きつくない?」
「ああ」
何度もこんな会話を繰り返し、根本くんの足首に包帯を巻いた。最後にテープで留める。
「出来たよ」
その言葉に根本くんは立ち上がると、左足を動かして確認する。
そして、「サンキュ」と言ってくれた。

「あの…」
そのまま出て行こうとする根本くんに声をかける。

根本くんは立ち止まり、私の方を見た。
私はバックから、彼のために作ったトリュフをとり出した。
「これ、バレンタインの…」

「ちょっと待って!」

言いかけた言葉を遮られた。
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