手にしたものは?〈短編〉


今日は暇人の飲み会って事で、サークルとかなんとか関係なし。


「はなチャンさ、俺の事『たかチャン』でいいから!なっ。」


「あ、はい。」



「大樹〜!飲め〜!」



たかチャンさん、改めてたかチャンは、今日も酔っぱらい。


大樹さんにかなり飲ませてる?



そんな訳で



いつも幹事をやってる大樹さんが珍しく、酔いつぶれた。



とゆーより、みんなベロベロ。


たまたま1年が私だけだったから、私は緊張して全然酔わなかった。


家まで歩いて帰れるし、大樹さんをたまには送る事にした。



フラフラしてる大樹さんの横で、いつ転ぶかハラハラしながらも、二人で居る事が嬉しい。



「か〜のっ。華乃チャンっ♪」


いつもクールな大樹さんは、なんか上機嫌。



「なんですかぁ?」



可愛いかも♪



「華乃は今彼氏いるのか〜?」



ドキッ―



「いないですよっ。」



「そっか。いないのか〜。良かった。」



にやにやしてる。なんで?私に彼氏がいない事が嬉しいの?


気になる!

「大樹さんっ…
「鍵〜…あれ?鍵〜…」



この酔っ払いが!




大樹さんの家に着いちゃったー…。



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