手にしたものは?〈短編〉
「華乃、今日送ってけないから…」
「あ、はい。大丈夫で…
「泊まってけ。」
腕を捕まれた。
え!?
「いえ!平気です!か、かなり近いし!」
焦る…
男の人の家に泊まるのなんで初めてぢゃない。
でも
大樹さんは別。
「いーから!危ないでしょ?」
強引に部屋に入らされる。
無理!
バタンッ―
ドアが閉まって、部屋に入っちゃった。
「大樹さん!あの!
……?…」
捕んだ私の腕をすんなり離して、大樹さんはベッドへ。
ボスッ―
「ん〜………」
え?
寝た?
寝たな。
「もう!酔っ払い!」
帰ろ…
…でも
興味ある。
大樹さんの部屋。