夜遊び嬢が姫様に?!(仮)

シャワーを浴びる

痣は痛まないが
すり傷や切り傷にお湯がしみて顔を歪める


それと同時に心まで傷んでいたことを思い出す


ツー…お湯ではない何かが顔を伝う


涙…?
泣いてるんだ。
…もうでよう


そう気付きシャワーを止める

考えすぎだ、疲れた

そう思い寝室に行くとベッドへと入る


頭がガンガンと痛み目眩がする


気づくとそのまま意識を手放していた

「んーっ」

目を覚ますともう日が登っている

激しい痛みをこらえ起き上がる

8:30…
転校初日から遅刻だ。

そう感じながらもあちこち痛む身体に鞭を打ち準備をする

化粧は痣を隠すだけ隠し、制服もいつもとは違う地味に…

昨日は酷すぎたから。
< 12 / 211 >

この作品をシェア

pagetop