夜遊び嬢が姫様に?!(仮)
シャワーを浴びる
痣は痛まないが
すり傷や切り傷にお湯がしみて顔を歪める
それと同時に心まで傷んでいたことを思い出す
ツー…お湯ではない何かが顔を伝う
涙…?
泣いてるんだ。
…もうでよう
そう気付きシャワーを止める
考えすぎだ、疲れた
そう思い寝室に行くとベッドへと入る
頭がガンガンと痛み目眩がする
気づくとそのまま意識を手放していた
「んーっ」
目を覚ますともう日が登っている
激しい痛みをこらえ起き上がる
8:30…
転校初日から遅刻だ。
そう感じながらもあちこち痛む身体に鞭を打ち準備をする
化粧は痣を隠すだけ隠し、制服もいつもとは違う地味に…
昨日は酷すぎたから。