夜遊び嬢が姫様に?!(仮)
渓祐が言う横で顔を歪めるのは琉聖

琉「今日も行くか?」
渓「当たり前だ。あそこが1番情報を拾いやすい」

瑠「あそこってどこ?」
渓「街だよ」

街に出て情報を集めようとしてるのは知ってた
でも、何も集んねぇまま日が経ってることも知ってる

「俺も行く。真実が知りてぇ」
気付けば口走っていた

でも、柚姫華の事を知りてぇって意味では間違ってねぇな

瑠「じゃあ僕達も行こっか」
瑠衣が言って久々に俺らは揃って街に出た

この先の事を知るわけもなく街に繰り出した

それを知ってか知らずか外は急に雲が厚くなり雨が降りだす


ザアザアと打つ雨
ネオンが輝き出した街中

「すげぇ雨だな。倉庫に行くか」
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