夜遊び嬢が姫様に?!(仮)
意識が遠退くのが分かる

ねぇ、李桜くんはどこにいるの?


そう聞きたいのに視界は真っ暗で声もでない

汰「柚姫華っ!!ゆき...」
たぁくんの声も柚姫華を呼んでたら段々遠退いていく

待って...死なないで、李桜くん

そう思ってからどのくらい?
一瞬?それとも何時間も経ったかな?

李「柚姫華、起きろ...俺はここにいんだろ」
そんな声が聞こえて目をうっすら開ける

ハァハァと上手くリズムを刻めない呼吸を助けるように酸素マスクを付けられる

「り...お、くん」
私が呼ぶと笑顔を見せる李桜くん
李「すぐに意識飛ばすなよな?居なくなんねぇよ。誰も」

李桜くんが頭を撫でる

それが心地良い...昔に戻ったようで
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