夜遊び嬢が姫様に?!（仮）

李桜side

俺の腕の中で静かに目を閉じる柚姫華

「また...だな」
茉「取り敢えず遥希を呼んでくるわ。それに陸翔くんも。昔の記憶の中に居るんじゃないかしら」

「現実逃避から来る記憶障害か。熱も上がってる」
茉「無理し過ぎたのね」

茉優さんがそっと柚姫華の頭を撫でる

「新しい親父はDVを？」
茉「ええ。そうみたい...キスの強要も」

茉優さんの言葉に驚く

「だからか。いつも怖がっていた...」
陸「柚姫華は...大丈夫なんすか？」

いつの間にか部屋に入ってきた陸翔が言う

茉「陸翔くん。暫くは入院と思うわ」
茉優さんは少し悲しそうな表情をする

そうだな、柚姫華が吹っ切れて発作が起きなくならなきゃここは離れられねぇ