夜遊び嬢が姫様に?!(仮)
渓祐side


この短時間で色々ありすぎた…

これ以上噂や柚姫華の過去について知るのも、
俺らのことが中途半端に知られるのも
 
なんか嫌で

「柚姫華、もう寝よう?
体調も良くねぇだろ?」


と聞くと

少しの沈黙の後
柚「……ゃだ」
 
今にも消えそうな声で柚姫華が呟いた

瞳に溢れそうなくらい涙を溜めて

陸「じゃあお前の昔話でもすんのか?」
陸翔は嫌がる事を前提に提案した


はずだったが
柚「ぅん、良いよ。
ちゅうが嫌な理由教えてあげる」
すんなりOKする柚姫華

でも、瞳は確かに不安で揺れている


それだけ寝たくないのか…


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