始めての恋の味
✳︎弘樹side✳︎

さっきから彩が興奮してうるさい。

あいつテンションあがりすぎだろ!

…ま、そんなところも可愛いんだけどな

でも周りの男子がジロジロ 彩を見るのは気にいらねえ。

てか、あいつ、自分が可愛いいって自覚してんだろ!絶対。

あ〜むかつく…

「あっ!」

また彩だ。うっさいな。

『彩、うるさいぞ。』

「あ、ごめん弘樹!あのね、さっき話そうとした 可愛い子が見つかったの!」

彩以外の女…?あんま興味ねぇ。
でも一応見てみるか。

『え、どこだ??』

「ほら、あの2組のとこの…」

彩が指差す先には

『え…鈴夢…?』

鈴夢がいた。

なんでここに?なんで帰ってきたんだ?

俺の中を色んな考えが巡る。

「弘樹、知ってんの?」

やべ。こいつには言っちゃいけない。

『あ、いや?えっと、そんな名前だったはず!さっき男子共が言ってたから!』

「そっかぁ〜」

良かった。単純で。

でも、鈴夢が気になっちまう。

…胸がいてぇ。




✳︎弘樹side終わり✳︎
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