君想い【完】
その度に親は同じことを言って、その日の夜は必ず外食になる。
僕とさりちゃんは自分達のために外食してくれることが嬉しくて、
さっきまで喜んでいた制服やらをすぐに脱ぎ捨てる。
いつも一緒で
変わらないありきたりな毎日を
さりちゃんとすごせるのが嬉しくて仕方ない。
僕は小さい頃から
ずっとさりちゃんが好きだ。
そんな大好きなさりちゃんと明日から毎日中学校に通う。
明日から僕達は中学生になる。