叔母さんとみかん畑【完】
『そうだ、名前聞いてなかったわね。僕、お名前教えてくれる?』

『…一之瀬陸。』

『陸君かぁ~。カッコいい名前だね!』

俺の心はその優しい叔母さんに不覚にもときめいてしまっていた。


『叔母さんは?』

『叔母さんはね、芽衣子っていうのよ。でも、叔母さんって呼んでいいからね。後時々ここにきていいわよ。』

俺はここが気に入ってしまったため、

『毎日じゃ、ダメ?』

『あら、よっぽどここが気に入ったみたいね。いいわよ。大歓迎っ!』
< 8 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop