小さなルルナくん。


その子は、可愛くてフワフワして


おとなしそうな子だった。



ルルって本当にすごい…。



「悪いけど、柚と話してるから無理」


ルルは視線をすぐにこちらに戻した。



えぇっ……、ちょっと。



「ルル、行ってきなよ。ルルに話があるんだよ」


「でも、今は柚と話してるもん…」


ルルは子供のように頬を膨らませていた。


…いや、子供だけどね。



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