小さなルルナくん。





そう思っていると、


手に温かい感触が伝わってきた。




っ………?




「柚…」





振り向くと、ルルは寂しそうな表情で


柚香の手を握っていた。



「ルル?」


「あいつと…デートするの?」


「…どうして、そんなことを聞くの?」


あたしには分からなかった。


どうしてルルが、


そんなことを聞いてくるのかを。



< 242 / 379 >

この作品をシェア

pagetop