小さなルルナくん。


「ははっ、ライバル?ガキのお前が高校生に恋をか?」


「何が悪い。それに………」


言いかけた所で、ルルは席を立ち


トイレに向かって行った。



ち、ちょっと…!?


何で私を置いていくの!?



「トイレに行くのかよ、ガキだな」


「ねぇ、春馬。さっさとこんなとこ出ようよ」


「あー、そうだな」


…何も言えない。


何を言っていいのか分からない。


私が好きになった人がこの人?


そんなはずない。


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