小さなルルナくん。




家にたどり着くと、


ルルは手を離して心配そうに見つめてきた。


「柚…」


「…あーあ、私ってバカだよね!簡単に騙されて、タイプじゃないって言われて」


泣かないように頑張った




「簡単に人を好きになったらいけないんだよね!」


ルルの前では泣くもんか



「意外だったなぁー!あんな酷い人だなんて…」


泣かないって決めたのに



「っ………好きだったのに…」


泣いてしまった。


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