小さなルルナくん。


「許せないけど………感謝もしてる。ありがとう」


「っ!?」


春馬は大きく目を見開いて驚いた。




…春馬くんのしたことは、


決して許されることじゃない。


けどね………




「…1人じゃないって気づけたの」


小さい時から1人ぼっちだった私には…


いつもずっと一緒にいる人がいるんだって。


「どんなに裏切られても…ルルがいてくれる。それだけで幸せなの」


「柚…」


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