小さなルルナくん。



いやだよ。



離れたくない………


傍にいてほしい。





「ルル、私はルルにいてほし…」



最後まで言う前にチャイムが鳴ってしまった。



タイミングが悪すぎだよぉ。




…ついに、来てしまった。



もう後へは退けない。



渋々と玄関へ行き扉を開けると、


スラッとしたパパとママが立っていた。


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