小さなルルナくん。




「…ルルっ………」


「ただいま、柚」



目の前にいたルルは、


副作用で大きくなった時よりも更に


背が伸びていて、カッコよくなっていた。


「っ……遅いよ、バカ!!」


飛び付くと、ルルは優しく抱き止めて


頭を撫でてくれた。


「ごめんな、長い間待たせて」


「待たせ過ぎだよ!」


「柚っ」


と、唇が触れ合った。


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