やきもちmaster♡天然maid
「辰樹……2週間後…期末が終わった1学期が終わるまでが勝負だ。」
「わかってますよ。負けるつもりはありません。ずっと思い続けてたんですから。」
梛咲様がふっと笑う。
「まあ俺が実瑠來と付き合うけど…その……付き合っても俺の執事は……辰樹しかいないから。……だから、恨んで離れるなよ?」
梛咲様…照れているのバレバレですよ。
「はい。梛咲様が僕の主人なのはいつまでも変わりません。」
自然と笑い合う僕と梛咲様。
「あっっ!!お、おいっ辰樹!実瑠來が男に絡まれてる!」
…なっ!……これだから、実瑠來は…。
「全く…身のほの知らずのバカな男たちですね。いきましょう……。」
ため息をついて、僕と梛咲様は実瑠來のとこに小走りで向かったのであった。