やきもちmaster♡天然maid
「本当ですよ、さすがです。」
「も、もういいですからっ。」
何度も褒めると、緒方さんがすこし顔を赤らめて恥ずかしそうにしてる。あはは。こういう緒方さんは新鮮だなぁ。可愛い。
「もちろんです!結局ほとんどやってもらっちゃって…ありがとうございました!それじゃ、ダイニングへ待ってきます!」
「はい、お願いします。」
転ばないよう気をつけながら急ぎ足でキッチンをでた。
バタンっ。
「はぁ…梛咲様が実瑠來様にどう思ってるかなんてことは分かってるし、僕のこんな気持ち消さなきゃいけないのに……。可愛すぎる。」
緒方さんの独り言を聞いてるはずもなく、もうそろそろ梛咲様のお父さんとお母さんも来るころだから私は急いでキッチンをあとにした。