やきもちmaster♡天然maid


「それじゃあ、わたしお母さん達呼んでくるね!」



「…。」



それからすぐに俺のお母さんと女の子のお母さんが来て消毒をして絆創膏を貼ってくれた。



その間も女の子は近くにいて傷口を見ては目を瞑り、また見るという流れを繰り返していた。




こういうのが苦手なら見なきゃいいのに…血が嫌いなのか?そう思ってると女の子はばんそうこうを見て顔を輝かせた。



「わ、可愛い絆創膏だあ!お母さんっ!わたしも貼ってー!」



なんて、怪我しているわけでもないから貼ってくれるわけもなく、不貞腐れながら女の子が踵を返した。



「むーっ……それじゃあ葉っぱ探し続けよっ!」


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