やきもちmaster♡天然maid


自分がおかしい。こんな…飢えた獣みたいに……。




まだ………。




こんなキス、初めてなのに勝手に身体が動く。




息があがってきて苦しいけど、実瑠來の頭を抑え込む力は弱めない。



あいつ達は放心状態で俺たちを止める動きはない。



「…ちょっ……レムってば…!」



実瑠來が俺を押し返して、唇を離した。



「……ん……っなに?」



…俺ってこんな声でるんだ。




「ひ、ひどいよ!こんな……!」




「ひどいのはそっちだよ。俺の約束を破ったらこうするってちゃんと俺は言った。」



実瑠來にどう思われても、どうせ結婚するんだから大丈夫だろう。



そんな安心感があるからか実瑠來が怒った顔をしても焦らなかった。




…実瑠來は、俺の婚約者。俺の女。



誰にも……実瑠來を奪うようなことはさせない…。


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