やきもちmaster♡天然maid


辰樹が、こんな怒りに満ち溢れた顔を見せたことなんてなくて。




そんな辰樹を見て、強がって反抗している子供みたいな俺。




「……さっき、ごみ捨て場に行った時に見たんです。外人の男女2人が実瑠來のお屋敷に入るところを。……僕の推測が間違ってなければ、お2人は婚約者の両親なのではないかと思います。」




はっ?婚約者の両親って……。




「結婚の正式決定とか、そんなわけないよな?」




「僕はありえると思いますけど。…だから、梛咲様がいかないなら僕がいっ………っ。」



辰樹の話を最後まで聞かずに、実瑠來の屋敷に全速力で向かった。

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