やきもちmaster♡天然maid
「なんで僕がこんな世話までしなきゃいけないんだか。はぁ……間に合えばいいですけど。」
辰樹みたいなやつがそばにいなかったら、きっと実瑠來と付き合うことすらも出来てないんだろう。
「僕だって……こんな親切しないで実瑠來を奪えばいいのになあ…」
実瑠來と会ってなかった時間、俺とは違って……辰樹は逃げの考えなんてしてなかったんだな。
「……でも、実瑠來は梛咲様といるから幸せなんだもんね……好きでいるだけ許して…。」
辰樹が執事でよかった。
そう思いながら実瑠來のお屋敷に全速力で向かった。