やきもちmaster♡天然maid

「失礼します。こいつ怪我したんですぐ見てください。」




「あらっ!!美男美女で有名な…!!」




保健室の先生が私たちを見るなりそう言った。




え?美男はまだしも美女…?




「先生いまなんて…?あ、そうだ。それより梛咲様、おろしてください。」




「はいはい。」




「まあ。派手に転んだのねえ……血が止まってないじゃない。とりあえず水で洗い流しましょう。こっちへいらっしゃい。」




先生のとこまで歩こうとしたら、梛咲様が横に来て肩を貸しに来てくれた。




なんだろう。




なんか…いつもと違う気がする。




なんでそんなわたしに気を使ってるの?





「あ、ありがとうございます…。」




「ん。」

< 28 / 292 >

この作品をシェア

pagetop