やきもちmaster♡天然maid
「失礼します。こいつ怪我したんですぐ見てください。」
「あらっ!!美男美女で有名な…!!」
保健室の先生が私たちを見るなりそう言った。
え?美男はまだしも美女…?
「先生いまなんて…?あ、そうだ。それより梛咲様、おろしてください。」
「はいはい。」
「まあ。派手に転んだのねえ……血が止まってないじゃない。とりあえず水で洗い流しましょう。こっちへいらっしゃい。」
先生のとこまで歩こうとしたら、梛咲様が横に来て肩を貸しに来てくれた。
なんだろう。
なんか…いつもと違う気がする。
なんでそんなわたしに気を使ってるの?
「あ、ありがとうございます…。」
「ん。」