やきもちmaster♡天然maid


「……梛咲っ来るの遅いよ!」



レムに掴まれていた腕を振り回して、自分も気づかないうちにいつのまにか梛咲のとこにいた。



「………ごめん…辰樹がいなかったらもっと遅かったかも。」




「えっ?辰樹?」




「……なんで、どうして俺じゃダメなの…」




「俺、実瑠來から離れたくない!小さい時から俺は…お願い実瑠來………俺と一緒にいて?」



レムに腕をぐっと引かれ、またさっきの状況に戻ってしまった。




「…どうしよ、お父さんたちはいない方がいい……のかな?お父さんたちはここから離れるから3人で話してって感じにした方がいいのかな!?」


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