恋しい桜舞う空で。




中年痴漢男は



「お、俺は…な、何もやってないからな…」



そう言いながら



人をかき分けて
別の車両へ行ってしまった。




悠斗くんは二度とこっちに来るなと言うように



中年痴漢男を
ずっと睨み付けていた。



----------悠斗くん。。



なんで?



なんで私が痴漢にあってたの分かったの?



なんで助けてくれたの?


あんな奴私一人で
始末できたのに...




だけど、だけど…





嬉しかった。





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