恋しい桜舞う空で。
---------グイッ
「へ…?」
いきなり私は両頬を掴まれ
無理矢理悠斗くんのほうに顔を向けられた。
悠斗くんの真剣な目が
私をとらえる。
---------ドキッ
あれ、まただ。
「梨々香ちゃん分かってねぇな。
梨々香ちゃんは女なんだぞ?
どんなに強くてもな、女の子は男の力に敵わない。
もし力でふさがれて
何かされてみろ、
何も抵抗できやしねぇぞ。
だから、ちゃんと気を付けとかねぇとダメなんだよ」