SNOWMAGIC~雪の魔法~
~Shunside~

そう差し出されたのはきれいにラッピングされた今日俺が一番欲しかったもの。

「え?これって…」

「バ、バレンタインデーのチョコレートです…。あの、さっきの話よろしくお願いします…。」

「え、マジ!?」

「マジです…。それに、もともとあなたに渡すつもりで作ったんです。」

ほ、ほんとに?

「あ、雪。ホワイトバレンタインデーだね。」

「ホワイトバレンタインデーって。初めて聞いたよ。」

「あ、そうかも。私も初めて言ったよ。」

また笑う冬川改め雪。

「雪って白いとこが私唯一好きなとこなの。」

「俺は降る『雪』も『雪』も大好きだよ、純粋な雪を俺色に染めていい?」

「っ!よ、よろしくお願いします…。」

HAPPY♡VALENTINE

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