~グラビアアイドルが芸能界でキラキラな恋に落ちちゃった場合~
良くんは、リッティを抱いて、ブツブツ言っていた。


「いいんだ、別に。僕は、自分のこのウェーブヘアを気に入ってるんだから」


「あたしだって気に入ってるよ」


「え?」


「良くんの髪。天使みたいだなぁって思ってた、子どものころ」


「いきなりそういうこと言われると、照れるー」


良くんが、嬉しそうに笑った。


それから


「よし、じゃあ……」


コホンと咳払いをして、驚くような言葉を続けた。


「僕たち、付き合おう。決まり!」


「……は?」


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