~グラビアアイドルが芸能界でキラキラな恋に落ちちゃった場合~
良くんと司はメールで何度かやり取りをしているとはいえ、実際には初対面なのだ。
でも、お互いにメディアでお互いの姿を目にする機会もあったからか、初対面というような気はしていないようだった。
「上条さん、見てくださいよ、今日のマリちゃん! 白いダッフルコートと白いモコモコの耳あてが、ウサギのリッティみたいでかわいいんですよ~」
良くんが、あたしの両肩を後ろからつかんで、「ねっ」と司に同意を求めた。
「リッティ……?」
「あ、リッティっていうのは、まりちゃんが飼っているウサギです。真っ白で、とってもかわいいんですよ」
「リッティ……見たんだ」
「昨日、まりちゃんちに行って。今朝も、ちょっとリッティと遊んできました」
「ふーん」
でも、お互いにメディアでお互いの姿を目にする機会もあったからか、初対面というような気はしていないようだった。
「上条さん、見てくださいよ、今日のマリちゃん! 白いダッフルコートと白いモコモコの耳あてが、ウサギのリッティみたいでかわいいんですよ~」
良くんが、あたしの両肩を後ろからつかんで、「ねっ」と司に同意を求めた。
「リッティ……?」
「あ、リッティっていうのは、まりちゃんが飼っているウサギです。真っ白で、とってもかわいいんですよ」
「リッティ……見たんだ」
「昨日、まりちゃんちに行って。今朝も、ちょっとリッティと遊んできました」
「ふーん」