~グラビアアイドルが芸能界でキラキラな恋に落ちちゃった場合~

目を丸くしたあたしに、司は「はぁ?」と眉をひそめた。


「だから、そういうんじゃなくて」


「恋愛対象ではなく、憧れの対象って言いたいの?」


「違うって」


「じゃあ、何なの!?」


「……母親なんだ」


「え?」


「御木本麗華は、俺が子どものころ、俺を捨てて出て行った、俺の母親なんだ」


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