~グラビアアイドルが芸能界でキラキラな恋に落ちちゃった場合~


「今日はこのあと予定があるので、すみません」


名取さんが頭を下げると、麗華さんは

「あら、そう」

と言って、こんな言葉を続けた。


「じゃあ、まりんちゃんは、あたしの車で家までつれていくからいいわよ」


「そうですか、すみません」


「いいの、いいの」


麗華さんは名取さんの肩をポンっとたたくと、あたしと司の方へやってきた。

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