~グラビアアイドルが芸能界でキラキラな恋に落ちちゃった場合~
「司、まりんちゃん」


麗華さんはあたしたちの肩をガシっと抱き、あたしたちの顔をグイっと引き寄せ、こんな耳打ちをした。


「今日はホワイトデーだから、二人きりにしてあげる。
まりんちゃんのママにも、司のマネージャーにも、適当に言い訳しておいてあげるから、二人で楽しみなさい」


そう言うと、

「さて、着替えて、帰り支度しましょうか」

と、ウインクをした。

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