グラウンドに咲く花

「やった!実は母さんが今日の飯とんかつって言ってたんだ」

「えぇ〜?!とんかつ?!私とんかつって大好きだよっ!!!やった〜♪」

「マジ?俺も!」

私達は手を取り合って喜んだ。

他人から見たらそこまでしなくてもって思うかもしれない。

けど、私達にとってはとっても嬉しいことだった。

それから私達はるんるんで翔の家に向かった。


中学校から歩いて15分程度にある家までそんなに時間は掛からなかった。


私と裕翔の家は隣同士。

でも、私は両親が居ないため翔の家に居候させてもらっている。

時々家には帰ってくるけど。
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