彼となら、   熱くなれる
ε.彼のラブ・エナジー
パタンッ!

小屋のドアが開いた。

「先生!一人が肩を打っている。もう一人は腕の骨だ。先に彼女を頼む。」

「はい。」

私は自分と同じくらいの歳の女性の服を脱がせた。

左腕がひじからおかしな方向へ曲がっていた。

「少し我慢してちょうだい。」

私は涙ぐむ彼女の口の中にガーゼを突っ込んで歯を食いしばるようにと言った。

ガキッギリリと嫌な音がしたが、気にせずひじの関節を一度外して元に戻した。

「ふぅ、もう大丈夫よ。恐かったでしょ?あとはこうして固定しておきましょう。痛み止めを飲むといいわ。アレルギーは?」

「い、いいえ、ありません。」

「じゃ、これを2錠飲んで楽にして、すぐに効いてくるから。」

「はい、ありがとうございます。」

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