彼となら、 熱くなれる
「私、もうここに来ちゃいけないのね?もう兄さんを愛しちゃいけないのね?」
「珠良、俺の言うことをよく聞くんだ。いつかはこうなる。それが今になっただけだ。おまえもわかっていたはずだ。俺たちは永遠には愛し合えない。そうだろ?」
「うん、わかってる。私は兄さんの幸せを壊すつもりはないの。ちゃんとわかってる。」
「おまえ、好きなヤツがいるんじゃないのか?俺にはわかる。俺だからわかるんだ。違う?」
「うん、たぶん。去年の夏に山で知り合った人なの。ちょっといろいろあって。」
「この夏も会うつもりで山へ行くんだろ?」
「うん、でも他のメンバーも一緒なのよ。一人で行くわけじゃないもの。」
「だが、相手は待っている。おまえが来るのを待っているんだ。違うのか?」
「私も会いたいと思ってる。たぶん彼もそう思ってる。でも。」
「でもじゃない。想いはいつも不安定なものだ。遠くにいればなおさらだ。で、おまえはどうしたい?」
「珠良、俺の言うことをよく聞くんだ。いつかはこうなる。それが今になっただけだ。おまえもわかっていたはずだ。俺たちは永遠には愛し合えない。そうだろ?」
「うん、わかってる。私は兄さんの幸せを壊すつもりはないの。ちゃんとわかってる。」
「おまえ、好きなヤツがいるんじゃないのか?俺にはわかる。俺だからわかるんだ。違う?」
「うん、たぶん。去年の夏に山で知り合った人なの。ちょっといろいろあって。」
「この夏も会うつもりで山へ行くんだろ?」
「うん、でも他のメンバーも一緒なのよ。一人で行くわけじゃないもの。」
「だが、相手は待っている。おまえが来るのを待っているんだ。違うのか?」
「私も会いたいと思ってる。たぶん彼もそう思ってる。でも。」
「でもじゃない。想いはいつも不安定なものだ。遠くにいればなおさらだ。で、おまえはどうしたい?」